地域への取り組み

地域社会に信頼される誠実な企業であるために、地域と一体となって、地域に貢献することを重要な使命の一つと考え、様々な取り組みを展開しています。

私たちはこの取り組みにより、国連で定められた持続可能な開発目標(SDGs)の1241117に貢献します。

2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標です」
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
質の高い教育をみんなに
住み続けられるまちづくりを
パートナーシップで目標を達成しよう

行政との連携を通じて安全・安心な社会づくりを推進

地域包括連携協定の締結
2017年1月 グループ3社と足立区 締結式

「災害時支援」「子育て支援」「高齢者見守り」「住民の健康づくり」「産業・観光振興」などの活動を地域社会とともに推進するため、自治体と地域包括連携協定の締結を進めています。2017年より、東京都足立区、2018年より東京都大田区、千葉市・市原市・四街道市の3市広域連合と協定を結んでおり、今後も地域の活性化や安全・安心に対する取り組みに協力していきます。
その他にもデニーズでは「災害時帰宅困難者ステーション」を九都県市*1にある全店舗で、「食べきり協力店」、「子育て支援」を全店舗でそれぞれの出店地域自治体と締結しています。

  • 2024年4月末現在
  • 1:埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市

地域連携

地域連携                           

デニーズ店舗での認知症本人ミーティングの開催

自治体や地域包括支援センターと連携し、本社のある千代田区のデニーズ二番町店で2020年9月に認知症本人ミーティングをスタートしました。
2024年4月現在、12自治体、デニーズ16店舗にて認知症本人ミーティングを実施しています。
この取り組みは認知症の当事者が集い、本人同士が主になって、自らの体験や希望、必要としていることを語り合い、自分たちのこれからのよりよい暮らし、暮らしやすい地域のあり方について、一緒に話し合う場を提供する取り組みです。
ファミリーレストランには、静かな会議室や認知症カフェとはまた違う良さとして、自然な賑やかさの中で会話がし易くなる雰囲気があります。そのため、連携する自治体からは「当事者の方がデニーズではお話をたくさんをされる」というお声をいただいています。
また、この活動は当事者や介護をされているご家族の外出の機会創出にもなり、地域の皆様が住み慣れた街で暮らし続けるための一助となっています。

おこさま食育スクールの実施

食育スクールの実施
カトラリーの使い方/『見ないで触って当てる「野菜当てクイズ」』

セブン&アイ・フードシステムズでは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と、健全な食生活を実践することができる人を育てるために、次代を担う子供たちに「食育活動」を推進しています。その中でデニーズでは「おこさま食育スクール」を開催しています。
「お箸の使い方」「カトラリーの使い方」のお話や食べる時の姿勢など基本的な作法を学ぶ「マナー」と「食材」をテーマに実施しています。「マナー」では、お箸を使って丸い形のスナック菓子をつまむ練習や、ナイフとフォークでパンケーキを切る練習を通じて、正しい持ち方や動かし方を学びます。
「食材」をテーマにしたお話では、パネルを使い「旬の野菜」について説明したり、ゲーム形式で、箱の中の野菜を見ずに手で触って当てるクイズを行ったりと、楽しく食べ物の事を学べる場となっています。
参加された保護者からは「子供が野菜に興味を持ってくれた」「テーブルマナー以外に参加型のクイズもあり、子供が楽しく話を聞いていた」など嬉しいお声をいただいています。

フードバンクへの食品寄贈

フードバンクへの食品寄贈
デニーズ店舗から配送会社へ/配送会社から福祉施設へ食品寄贈

日本では毎年多くの食品ロスが発生しています。セブン&アイ・フードシステムズは、食品を扱う企業として行動を起こすことが重要と考え、客数予測に基づいた自動発注システムを導入するなど、3RのReduce(リデュース:発生抑制)に最優先で取り組みながら、メニュー変更時の終了食材の一部を、日本初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパンを通じて、支援を必要とする施設などに寄贈しています。
今後も、飲食事業者として食品の有効活用の重要性を認識し、この取り組みを継続していきます。

帰宅困難者支援

帰宅困難者支援

水道水やトイレの提供、一時的な休憩の場所を提供

デニーズでは、阪神・淡路大震災をきっかけに、「災害時における帰宅困難者支援に関する協定書」を首都圏の9都県市のほか、関西広域連合と締結しています。これは大規模災害により交通が遮断したときの帰宅困難者への支援として、水道水やトイレの提供、道路情報やラジオ等で知り得た災害に関する情報の提供、一時的な休憩の場所の提供をしております。東日本大震災発生の際も多くのお客様から評価をいただきました。

キャリア教育…職場体験の受入れ

キャリア教育…職場体験の受入れ
本社企業訪問の様子

接客体験などを通じてキャリア教育をお手伝い

デニーズでは文部科学省が推進する中・高等学校のキャリア教育をお手伝いしています。中学校の職場体験学習ではデニーズの店舗で生徒さんによるお客様へのご挨拶の練習など接客研修を実施しています。
生徒さんからは「お客様から『ありがとう』と言われてとても嬉しかった」等の感想のほか、お礼の手紙をいただいたり、後日親御様とご来店してくださるなど地域社会との交流にもつながっています。
その他にも、高校生の企業訪問など、様々な機会を通じて未来を育む子供や若者のキャリア教育のお手伝いをしています。

自治体との子育て支援の協賛

自治体との子育て支援の協賛

デニーズ全店で、各自治体が実施している「子育て支援サービス」の提供を行なっています。提供するサービスの内容は、各自治体ごとに異なります。デニーズでは気軽に、お子様連れのお客様にご利用していただけるお店を目指しています。

認知症サポーターの養成

認知症サポーターの養成

認知症サポーターをほぼ全店に配属

認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識を身につけて、地域の認知症高齢者をサポートするための資格です。セブン&アイ・フードシステムズでは、認知症サポーター養成に力を注いでおり、2017年より認知症サポーターを養成し、ほぼ全店に配属。認知症への理解を深めることで、接客だけでなく、地域の一員として誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献できることを目指しています。